その日、彼は新たな剣を取り

　しばらく前から伝えられてはいたのですが、
　アサルトやったり、
　色々一緒に遊ぶことの多かったフレが、
　10月一杯で休止することになりました。

　事実上の引退宣言です。

　最終日の昨夜、
　一緒に遊んでいたフレと一緒に
　船宿を貸し切って遊んできました。

今気がついたけど、タイトルかっこよくつけすぎたわ・・(´∀｀;)
まぁいっか。



お仕事の都合で、そのフレは最近、ログインがままならない状況が続いていました。
仕事で疲れて帰ってきて、FFで夜更かしして、
それが負担になるなら、余暇を楽しむためのゲームとしては本末転倒ですから、
休止の判断はとても正しいものだと思います。

また、「FFに使っていた時間をほかの事に使いたくなった」という話も聞いていたので・・
そういうものができるのはとても素敵なことだと思います。


それはそれとして・・
一緒に楽しんでいたフレンドが、ヴァナ・ディールを去っていくのはこれがはじめてではありません。
進学や就職、結婚といった、リアルの生活の変化で、長時間拘束されがちなこのゲームと付き合うことが困難になってしまうことは多いですし。

でも、昨日と同じ今日、今日と同じ明日、同じ仲間と同じように遊んでいくと
疑いも無く信じていた時期だってありましたから・・


ネットゲームをしている人が、リアル充実してないと言うつもりはまったくありません。
私は私なりに、充実したリアル生活送ってると思ってるし。
単に、余暇の振り分け方で、色々とプレイスタイルに差異が生じるんだと思っています。



毎週一緒にやっていたアサルトの日。
事前に何も知らせず、遅れてログインしてきたフレが「ジョブこれでいい？」というのに笑いながら。
船宿集合！って呼び出して。

フレの大好きなｗエルメスでアテンダントを揃えて。
一緒にアサルトしてるメンバーと、共通のフレンドも呼んであって。

「　目から汗が　」
「　もうすでに画面曇って見えないんだが　」

こんなことを言われるのも、嬉しいような切ないような。
別に内緒で計画したつもりでもなかったんだけど、
サプライズパーティみたいになったのがよかったのかな。

クラッカー全部打ち上げてみたり、変身菱餅で総タルタルで走り回ったりして。
最初ははしゃいでたけど、段々、ジュークボックスの音楽を聴いたりしているうちに・・
一緒に冒険してきた色々なことを思い出したりもして・・


フレの休止について思ってることを聞きながら、
もし、私がヴァナ・ディールを去るときは、どんなだろう、なんて、ふと考えたりして。
こういう風に、誰かが惜しんでくれることはあるのかな。
なんとなく、ある日突然、すぱっと気が逸れて、何も言わずにログインしなくなるとか・・ありそうだけど、どうだろう。
最近結構、こういうことを考えるんですよね。
新ディスク発売直前の中だるみというか、最近惰性でやってることが多いからなんだろうけど。


本当は、その日の最後まで、みんなでおしゃべりしていたかったんだけど、
落ちなきゃいけなくなってしまって。
なんとも中途半端なところで、別れの挨拶をしなければいけなくて。

そのまま引退するかもしれないけど、とフレは言ったけど。
ヴァナ･ディールで握っていた剣を置いて、
リアルで新たな”剣”を握って、がんばることになるのです。
それを遠くから私たちは応援したいと思います。

気が向いたらフラフラとログインすればいいんじゃない？
「戻る」っていう言い方はなんか違うと思う。
いつでも、ヴァナ・ディールはそこにあるから。
変わらないままではないけれど。

今まで、沢山一緒に冒険してくれてありがとう。
またね。